更に降りて行くと、海辺が見えます。
その境目は石壁で覆われており、その突端がプールになっています。
海と限りなく近い、というより、海の上に張り出したインフィニティー・プール。
一本だけ植えられた植物が、なんともシュールです。この一本が遠近感を際立たせてもいるようです。
さて、桟橋からボートに乗り込んで、ホテル所有のボン島に向かいます。離島に向かうというこの感覚、何故かワクワクしてきます。
海側からホテルの敷地を望む。
全体的になだらかな丘である事が見て取れます。
また砂浜はほとんどなく、写真左手のずっと奥に、岩のごつごつした砂浜があるにはありますが、あまり泳ぐ気にはなれないでしょう。
桟橋を出て十数分。ボン島の砂浜が見えてきました。
いくつか見える茅葺の建物は、時間貸しのヴィラです。
島に到着して、砂浜を散策。
遠目に見るよりも遥かに、海の色は綺麗です。
ボン島にはホテルが運営する売店やレストランもあり、さほど不自由は感じません。
木陰も多く、長居しやすいビーチです。
送迎用のボート。
夕方までホテルとの間をシャトル運行しています。
夕方になってホテルに戻ると、プールには人影もなく、植物が寂しげにポツンと立っていました。
そして、もはや消えつつある、プールと海との境界線。
まさに<インフィニティー>プールです。
日も暮れて、夜の闇と静寂の中に浮かび上がるロビー。
夜の照明も独特の雰囲気を醸し出しています。
極めつけはコレ。
ロビーとエントランスを結ぶトンネルのような通路。
ホテルの中とは思えない、幻想的な光景です。
エヴァソン・プーケットの最大の魅力は、散歩するだけでも楽しい広大な敷地と、なんといってもボン島の存在でしょう。
手ぶらのまま気軽に離島と行き来できるというのは、何かアトラクション的な楽しさもあって、妙に得した気分になりました。
一方、そもそも別の中級ホテルを買い取ってリニューアルしたという経緯からか、部屋の造りに関しては、若干、<取って付けた感>のようなものを感じました。
まぁ、この点は、8種類ほどある部屋のタイプによっても異なるでしょうし、一概には言えないかも知れませんが。